発汗によるムレを防ぎながら、着心地は軽くしなやか。KAJIMEIKUが独自に開発した理想の防水透湿素材「WINTEX」シリーズ。高機能レインウェアの性能は、まず素材から語らなければなりません。単に完全防水を求めるなら、例えば厚手のビニール素材でもその機能は十分。しかし、人間は歩行などの軽い運動でもすぐに500CC程度の汗をかき、さらにフィールドでの激しい動きとなると、発汗量はその2倍にも跳ね上がります。つまり体中を防水素材で覆ってしまえば、内側からの発汗でその湿気がレインウエアの中にこもり、不快感ばかりでなく、水分が熱を奪い、著しい体力の低下をもたらしてしまいます。それを解決するのが防水透湿素材です。防水透湿素材は、雨を防ぎながら、体から出る汗や水蒸気を外に逃がす最先端の素材で、大きく分けて多孔質タイプと無孔質タイプの2種類があります。多孔質は、大きい水滴の分子と小さい水蒸気の分子差を利用して、水滴を通さず微小な穴から水蒸気を発散。一方の無孔質は、孔がないために水滴をまったく通さず、水蒸気は外側より高い内側の気圧により、親水性のある素材を通りながら外に排出されて行きます。これらの素材の開発により“ムレにくく”“軽くしなやか”という理想的な高機能レインウエアの誕生を実現。さらに、用途やフィールドによって使い分けることにより、それぞれの特徴が最大限に生かされてきます。